意思表示




過去問より
2014年 管理業務主任者
<質問>
甲建物を所有するAが、同建物をBに売却する旨のAB間の契約を締結した場合に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか。
・本件契約がAB間の通謀虚偽表示により締結され、移転登記がされた後に、BがCに甲建物を売却する旨の契約をCとの間で締結し、移転登記がされた場合に、Cが、Bとの契約の締結時に、本件契約が通謀虚偽表示によることを知っていたときでも、Aは、本件契約の無効をCに主張することはできない。
<回答>
誤
相手方と通じてした虚偽の意思表示は、当事者間では無効となる(民法94条)が、善意の第三者には対抗することができない(同条2項)。
Cは知っていたのだから善意ではなく悪意である→×。
おススメ参考サイト
公共社団法人 全日本不動産協会
今回漫画に記載した判例と、2020年4月の法改正について記載あり。
https://www.zennichi.or.jp/law_faq/%E9%8C%AF%E8%AA%A4%E3%81%AE%E5%8F%96%E6%89%B1%E3%81%84/
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